今回は親への
蓮君の思いが熱く語られます。
横で聞いていて胸が熱くなりました。

そして後輩に向けて
蓮君の金言が「松田さんの言うことを聞いて」でした。

しかしこれが本当に難しいのです。
私の指示通りに学習をなかなか進めてくれないのです。
それが計算外で、相当焦りました。

私との信頼関係がなかったからというわけではなくて
蓮君の場合、性格上の優しさが仇(あだ)となります。

学校の先生のアドバイスを聞かなければならない。
親を安心させるために目先のテストの点数を拾おうとしたり、
まわりを気にしすぎる性格からくるものでした。

蓮君に限らず、ほとんどの中学生がそういう成果を上げにくい
マインドを持っていることを知りました。

私の指示通りやってくれれば絶対に結果が出るのは間違いありません
それは自信があります。(すんなり受け入れる生徒はもちろんいます)
しかしながら、大切なことは本人に舵を握らせることです。

多少ぶつかっても、座礁しかけても自分の力で
目的地まで航海させることが
一番将来的に本人にとって大切な資産になると確信しています。

私は必ず目的地までたどり着けると信じて
彼らの横で見守ってやることが教育者として一番大切だと考えています。

最後に、タイトルの答え合わせです

私は蓮君をはじめ松田塾に1年以上通ってくれた生徒には
見えない資産を持たせたと自負しています。

それは「年間約1000時間勉強した」という実績です。
これさえあれば将来結構いろんなことを頑張れるはずなんです。

東大合格者の高校3年間の平均勉強時間が2,800~3,000時間と言われています。
これってその気になれば決して手が届かない数字ではないんです。
東大であろうがなんであろうが挑戦できることが大事なんです!

「頑張ればなんとかなるというメンタルさえ身につければ絶対大丈夫!」なんです。
それを担保するものは他でもなく1,000時間勉強した実績なんです。

人生で年間1,000時間勉強した人間としたことない人間とでは
絶対に選択肢の幅が違ってくるはずです

1,000時間出来るまで私が見守ります、どんくさくても大丈夫です!

というわけで
最終的に「量」が大事という結論で
締めくくりたいと思います。

 

次回最終回
蓮君の将来について
お話ししたいと思います

 

つづく

 

 

 

 

引き続きインタビュー動画②の解説のつづき

動画はこちら

さて9月の大分合同模試で散々な結果が待っています。
恐らく3割も取れなかったと思います。
夏休み後の力試しで 入試レベルの問題と初めて向き合うことになります。
学校の定期テストは何だったのか?と
思うほど成果が出ず難易度が高すぎてショックを受け現実を思い知らされたのでした。

正直に言うと学校の定期テストでAランク5教科平均80点以上取れていないと
受験問題は間違いなく対応できないと考えていてください。

もちろん、Aランクでなくても合格できる高校はいくらでもありますが
入試レベルには対応出来てないまま高校に上がると考えてください
そのしわ寄せは大学受験にすべて本人に降りかかります。

緑陽中学の定期テストは
教科書レベルの問題で教科書に準じたワーク(問題集)難易度でいうと
1番簡単なレベルのワークから出題されます。
しかも点数を取らせようと「ここから出します!」というラッキープリントが
教科によっては4割くらい出題されます。

つまり、出題範囲が決まっていて
教科書レベルの難易度で
4割は確実に出題される問題がわかっている
というのが緑陽中学校のテストなのですが
それでも8割取れないわけです。
8割取れていなかったら危機感を持った方がいいです。
(5割くらいがヤバいボーダーのように思っているようですが甘いです)
そして更に受験レベルとかけ離れているのを9月の模試で初めて思い知らされるのです。

これは頭が悪いとかではなくて
完全に学習のやり方がまずいのが原因です。
「見直し力」という言葉が出てきますがここに集約されています

定期テストレベルの問題を確実に正解出来るまで何度もやり直す習慣が大切です。
蓮君も一度解いたら終わらせると答えています。
恐らく3回やり直すだけで十分なはずで、そんなに手間はかからないはずです。

やり直さないのは「わかった気になってる」
これがほとんどの生徒に当てはまります。

「わかる」というのはいつでも紙に正解を書きだせるということです。
頭ではわかってるんやけど・・・よく言うんですが、
確実に再現できるまで「わかる」としてはいけないのです。

蓮君ともこのやり取りを何度繰り返したか・・・・
受験の最終段階でようやくできるようになってきたので、
1年で600時間やって初めて身につくスキルなんですね
あと1年早く出会っていれば、どこでも合格できたと思います。

理想を言えば
この「見直し力」も小学校のうちに身につきやすいので
簡単な問題を100点になるまで何度も繰り返しやり直し
一発で100点とれるまで次のレベルに進まないをやることをお勧めします。

さて、次は後輩に向けてのお話になります。
お楽しみに!

つづく

さて前回の続きですが

勉強のやり方に「答えを見ろ!」という話が出てきました
答え合わせの前に

前回は「頑張ったこと」を中心にいろいろお話して
今回は「つらかったこと」を中心にお話を進めたいと思います
答え合わせもその中で行います。

では行きましょう!

まず蓮君が「つらかったこと」で上げてくれたのが
理科・社会の学習が思ったより進まなかったという話です。

理想は中1からコツコツやりたいところですが、
中3から一気に3年間の内容を受験レベルに引き上げる必要があるので
集中講座用の一気に3年間学習できるテキストを使用します。
だいたい1教科24講座で3年間を復習して受験レベルに対応するものなので
量は少ないが質の高いものになってきます。

普通に考えて解ける問題はほとんどなかったはずです。
なので私は「答えを見て、覚えろ!」と指導しました。

そしてそのテキストを「最低3回転させなさい!」と指導しています。

勉強の肝は何度も繰り返し問題に触れることです。
1問1問ゆっくりやるより
大量の問題に触れて答えのパターンが見えてくるまで何度も繰り返すことです。
「あ、これ前やったな。。。確かここをこうして」
「この問題はここの数字を見たら簡単に解けるはず。。。」
みたいな
実は出題される問題はだいたい決まっています。
一定量やれば必ず見えてきます。

中学生になると「答え」に価値はありません
「答え」にいたる途中の手順が大切でそれを覚えることが重要なのです。

しかしながら蓮君のように真面目な生徒ほど
答えを見ることに抵抗があったはずで、答えを見ずにやる結果
全く理科・社会が進まず、相当な焦りが「つらかったこと」として
脳裏に焼き付いたのでしょう。

タイトルの核心は
「結果の出る勉強法は答えを見てたくさん問題を解くだけだった」でした。

とはいえ簡単なように聞こえてなかなか実践できないものです。
だからこそこの勉強法には価値があるわけですが、

次に9月に大分県合同模試を受けて現実を思い知らされる話に

このなかで
シンプルに答えを見てたくさん問題をこなす学習が
簡単にできない理由と対策が語られています。

ここまで、長くなったので次回続きを解説したいと思います。

つづく