先日、大分県内の農業高校対象とした研修で講師として呼んでいただきました。
今回は農業者としての立場でお話しましたが、塾経営者として感じる事はたくさんありましたので少しお話したいと思います。
「勉強ってそもそも何のため?」
さっと答えられるでしょうか?
正解はいろいろあるでしょうが、一つは
「知識を最大化」するためにあります。
なぜ、知識を最大化しなければならないかというと
「生存のため」であり「生活を豊かにするため」であるといえます。
ひと昔前は
「良い大学に入る事」「高学歴であること」がそのまま
生活を豊かにするものであったので、
学校の勉強も大学受験にフォーカスすることだけを考えていればよかったわけです。
では「学校の勉強は意味があるの?」
間違いなく「あります」
偏差値の高い大学に入学できれば、生活が保障されていた時代が特殊であり
あくまでも勉強の本質は「知識の最大化」なのです。
具体的に言うならば高校までの勉強は問題解決の思考を身に付ける訓練なのです。
例えば数学のテキストの構成を見ると
最初に「概要」があり言葉の定義を学びます、
言葉だけでは理解できないので
「例題」が用意されそれを見てまねてなんとなく理解できたところで
次に例題に類似した「基本問題」に挑戦して、概要をなんとなく理解してから
最後にたくさん「練習問題」を解くことで概要を定着させることが出来るようになります。
実社会でも概要やルールを身に付けるには「高校までの勉強のやり方」が役に立つのです。
最後に
勉強は「大切な人を守るため」でもあります。
高校1年の君たちへ
たくさん恋をして、家族以外の大切な存在を知って
大切な存在を守れる大人になってほしいと心から願っています。