私が小学生の時
地元では有名な進学塾に通わせてもらっていました。
私が本を好きになったのは
間違いなく、そこでの国語の授業のおかげだったと思います。
兎に角沢山の文学に触れる授業で
芥川龍之介。川端康成。夏目漱石・・・・
今でも夏目漱石の「夢十夜」は覚えています。
あと山本有三の「路傍の石」これを1年かけて一冊読み進めながら
主人公「吾一の」心の機微を問題に出して答えるというもので
今にして思えば「本物の国語」の授業を小学生のうちに受ける機会がありました(恵まれていました!)。
「本物の授業」というのは色あせずずっと残るもので
私が塾を始める際に気になっていたので、色々調べていたら
この一つの物語を題材に授業を進めるスタイルは
あの日本一の学校「灘」が行っているというのを知りました。
そして当時私を教えていた先生は「灘」出身!だったのでした!
私もずっと心に残るような、本が好きになるような授業がしてみたい。
そう思うようになり、
「国語」の個人レッスンを始めました。
小学4年生の男の子なので
あさのあつこ作「バッテリー」を1年かけて一緒に読み進めています。
昨日は音読をしてもらいました。
音読は大事ですね。
小学校の国語の宿題になっているようですが、
毎日でもやらせるべきです。
文をどこで区切るか、漢字を読めるか、言葉の意味を知らないと途端に棒読みになって
言葉の意味の重要性を一番体感出来たり「国語力」を鍛えるには一番手軽でオススメですよ。
彼は野球をしているので感情移入もしやすいようです。
きっと一生忘れられない国語の授業になるでしょう。